その時、建物を凶器にしないために・・・
1995年の阪神淡路大震災にはじまり、この15年で多くの大規模地震が発生しております。
私は常日頃、建築の専門家として、どんな地震に遭遇してもその場で最善の行動が取れると思っておりました。
平成19年7月16日の新潟県中越沖地震に十日町市松之山の民族資料館の2階展示室を見学中に遭遇いたしました。
一歩も動けませんでした。目の前では前年（平成18年5月）の新潟県中越地震の被害からやっと復旧した土塗り漆喰壁が音をたてて割れ落ちました。幸いにも雪国のけやき造りの建物はびくともしませんでした。
その経験から私の耐震補強がはじまりました。
動けないなら、動かなくて良い建物にすればいいだけの話です。帰京後東京都の木造建築物耐震診断技術者となり、地域の「家もり」として安全・安心のために、いかにお役にたてるか考えております。
耐震補強工事は、地震時に建物を無被害にするための工事ではありません。建物を凶器にしないために行う工事であることを謹んで申し上げます。
耐震補強は設計と施工が一気通貫（イッキツウカン）で出来ることが理想です。開けた所勝負が多いからです。設計・施工の備わっている弊社へ是非ご相談ください。

耐震補強は各部材の強度補強も大切ですが、要はバランスと水平剛性です。
建売以外では、同じ間取り、同じ梁構の家はないからには、それぞれのお家に合った補強計画を策定し、住まい方を提案する
ように心掛けております。

耐震補強工事・バリアフリー工事・省エネ改修工事では、各種減税措置がございます。
弊社では、お客様のご要望に応えられる減税対象工事が可能です。一度ご相談ください。